儚く甘い
みわの言葉に顔をくしゃくしゃにして笑う隆文。
「それ、みわのせいじゃないだろ?」
「だって二人とも頭がいいし、顔だっていいし、身長だってスタイルだっていいし、お金も持ってるのに、彼女すらできないなんて。私のせいじゃん!」
「お前、お兄ちゃんの心ずたずただぞ?今の言葉で。あとで裕介にも言っちゃうぞ?」
「本当のことだもん。」
まだ頬を膨らませているみわに、隆文は優しく微笑んだまま、頭を撫でる。
「そんなこと考えるようになったんだなー。大きくなったな。お父さんもきっと喜んでるぞ?」
みわの父はみわが幼い時に亡くなった。
みわと同じ病気が原因だったと、母から聞いている。
「それ、みわのせいじゃないだろ?」
「だって二人とも頭がいいし、顔だっていいし、身長だってスタイルだっていいし、お金も持ってるのに、彼女すらできないなんて。私のせいじゃん!」
「お前、お兄ちゃんの心ずたずただぞ?今の言葉で。あとで裕介にも言っちゃうぞ?」
「本当のことだもん。」
まだ頬を膨らませているみわに、隆文は優しく微笑んだまま、頭を撫でる。
「そんなこと考えるようになったんだなー。大きくなったな。お父さんもきっと喜んでるぞ?」
みわの父はみわが幼い時に亡くなった。
みわと同じ病気が原因だったと、母から聞いている。