儚く甘い
家族の運命を、自分の病気が変えてしまったことに罪悪感を持っているみわ。

物心ついたときから自分が死んだら、母や兄たちの運命を変えられるだろうかと思っていた。

それでも思いとどまってきたのは、いつか治るかもしれないと信じる気持ちがあったからだ。

でも・・・もう治ることはないと、最近痛感する出来事が今も現在進行形で起きている。


みわの体に何年も使用してきた薬に対する、耐性ができてきているのだ。
要するに、薬が効かなくなってきているということだ。
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