儚く甘い
熱さのせいじゃなく赤くなる頬を隠しながら、達哉から視線を外す。

「照れ屋だな」
付き合い始めて気づいた。
達哉はかなり甘い。

優しくて、みわにいつだって甘い。

包み込むように守り・・・

不意に抱きしめたり、キスをしてくる。

そんな達哉にみわはどきどきしっぱなしだ。

「そういえば、卒研、どう?」
みわが達哉の方に視線を戻すと達哉はいつものように不意打ちでキスしてきた。
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