儚く甘い
「みわ~?」
扉を開ける時も声をかけながら開ける。

「みわ!!」
しかしすぐに部屋のベッドで眠っているみわの様子に異変を感じて、扉を乱暴に開けるとベッドに駆け寄る。
「隆文!!」
2階から大声で兄を呼ぶ裕介。

「みわっ!しっかりしろ!みわ!」
ベッドの上でぐったりとしているみわ。
かなり呼吸が弱いことがすぐにわかる。

裕介のただならぬ声に駆けつけた隆文と母。
隆文はすぐに裕介が触れていたみわの手に触れ脈をはかる。
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