儚く甘い
「もう待っていられない。みわに言うときが来たな。」
「あぁ」
隆文と裕介でずっと進めて来た話。
みわの命と人生を両てんびんにかけることができなかった二人が決断するのに迷ってきたこと。

でも、生きていなければこの先、みわの人生はたたれてしまう。

達哉というかけがえのない存在を得たみわが、今ならば乗り越えてくれるのではないかと希望をもった二人の兄たち。

ずっと実現できなかったことを実現するときが来たと、とうとう決断をしたのだった。


< 293 / 356 >

この作品をシェア

pagetop