儚く甘い
「なにがいいの?」
やっと呼吸が落ち着いたみわが、達哉の方を見る。
「意味なんてない。」
「なに、そのクールぶった感じー。」
ここは大学の屋上。
2人が初めて話をした場所。
ちゃんと出会った場所だ。
あの日みわが乗り越えた手すりに二人は並んでいる。
達哉は新しい煙草に火をつけて再び、吸い始めた。
隣にくっついてくるみわの反対側に煙草を持ち、煙を吐き出すときも、反対側を向いて吐き出す。
やっと呼吸が落ち着いたみわが、達哉の方を見る。
「意味なんてない。」
「なに、そのクールぶった感じー。」
ここは大学の屋上。
2人が初めて話をした場所。
ちゃんと出会った場所だ。
あの日みわが乗り越えた手すりに二人は並んでいる。
達哉は新しい煙草に火をつけて再び、吸い始めた。
隣にくっついてくるみわの反対側に煙草を持ち、煙を吐き出すときも、反対側を向いて吐き出す。