彼氏はオタク・彼女は腐女子



「里夏〜」

「なによ〜魅弥」

「オタクの康太が〜ノベル読んでるよ〜」

「ああ…ノベル?あたしも読んでる」

ええっそうです友達公認の『腐女子』です…

彼氏は康太ですが…『オタク』

付き合ってるとは言ってません…

ガタッ

「康太さぁ〜加減しろ」

「いや…無理だろ」

「数学の時まで見てんじゃねぇよ」

「続きが気になんだろ」

「だからオタクなんだよ」

「うっせっ!!」

「ノベルを見て続きが気になって見るのは分かるが…」

「じゃあ文句いうな」

「ぐっ…」

「オタクはほっといて行こ」

「毎日マンガ見てそうだよね〜」

「マンガを毎日見て何が悪い!!」

「でたぁ〜里夏の悪いクセ」

「あたしだって見るからね〜そこを突かれると…」

「う〜んなんってたって…『腐女子』だからね…」

「腐女子ナメんなー!!」

「わっ暴走しやがった!!」

「逃げろ〜!!」

「待てー魅弥!!」

毎日楽しいんだけどね…

康太の事をカミングアウトしたいんだけど…

康太がイヤだって…

はぁため息がつく…
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