ねこのひるねの、ひとりごと
「10代のわたし」のひとりごと
これ、「わたし」の記憶?
幼稚園に入園した春。
幼稚園の頃の記憶なんて、わたしは知らん。
ほとんど忘れてしまってる。
それでも、一つだけ。
わたしの心の中。
この頃からある光景を持っている。
幼稚園の先生に母が聞いた話。
「幼稚園の運動場の片隅で大きなドラム缶にゴミを入れて燃やしていたのを見て泣き出した。」
「何か火で恐い思いしたことないか。」と。
母、曰く「ない。」
これは、覚えている。先生の抱っこっでいつもより高い視線から見えた炎。
それが怖くて。
「お家が焼ける、ママに電話して!」
そう言った幼いわたし。
同時に心の中に見えた光景。
何が燃えているのかは分からない。
ぼうぼう燃えている光景がありありと映し出された。
自分と関わりのあるものだという事だけは直観的に分かった。
怖かった。怖かった。
その光景は、今も記憶にある。
実体験のない記憶。
火を見なければ、心の奥底にしまいこんでおけるけど。
おそらく生涯消えないんだろう。
だとしたら、やっぱり「いつか」の「わたし」の記憶なんだろう。
今だって、囲われていない火は、小さなろうそくの火でも怖いんだ!
幼稚園の頃の記憶なんて、わたしは知らん。
ほとんど忘れてしまってる。
それでも、一つだけ。
わたしの心の中。
この頃からある光景を持っている。
幼稚園の先生に母が聞いた話。
「幼稚園の運動場の片隅で大きなドラム缶にゴミを入れて燃やしていたのを見て泣き出した。」
「何か火で恐い思いしたことないか。」と。
母、曰く「ない。」
これは、覚えている。先生の抱っこっでいつもより高い視線から見えた炎。
それが怖くて。
「お家が焼ける、ママに電話して!」
そう言った幼いわたし。
同時に心の中に見えた光景。
何が燃えているのかは分からない。
ぼうぼう燃えている光景がありありと映し出された。
自分と関わりのあるものだという事だけは直観的に分かった。
怖かった。怖かった。
その光景は、今も記憶にある。
実体験のない記憶。
火を見なければ、心の奥底にしまいこんでおけるけど。
おそらく生涯消えないんだろう。
だとしたら、やっぱり「いつか」の「わたし」の記憶なんだろう。
今だって、囲われていない火は、小さなろうそくの火でも怖いんだ!