ねこのひるねの、ひとりごと
「20代のわたし」のひとりごと

未来の職業は?

昔から文系のわたしの頭。

なりたかったのは、図書館の司書。

母に即行却下されたけれど。

「あんたまずハウスダスト・ダニ等アレルギーもち。故に無理。次に空きが無いと思うよ。皆、定年まで滅多に辞めないから。」

「それと手に職をつけて欲しい。それも最短で。最低金額で。」

まあ、あの父に今更期待出来るわけもない。

まさか理系に行くとは、そう思いつつ理系に進んだ。

看護師、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師、そしてまさか医師。

まず医師、薬剤師には、頭が全く足りない。却下!

理学療法士には頭がカツカツ、体力が足りない。却下!

看護師は体力、気力勝負。頭はいけると思うけど、体力が×。

と、消去法をした結果。
「臨床検査技師」に辿り着いた。

今では採血業務や検体の採取業務も入ってきたけど。
わたしが受験をするころは、業務に入ってなかったし。

あんまり、人と接触したくないわたしは。
検査材料を相手とする「臨床検査技師」を選んだ。
その時は(うん。理系だし。国家資格やし。一生一人でも大丈夫やろ)
と、いう甘い考えだった。

一番つぶしのきかない業種だったのに、気づかなかったのだ。

女子が理系で、普通の成績で狙える職業といえば、「看護師」「臨床検査技師」ぐらいしかかなったと思う。
無論どこぞのお嬢様で私立大学も候補に入れれれば「薬剤師」も可能範囲やったかもしれんけどね。
わたしには「範疇外」だった。
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