ねこのひるねの、ひとりごと
流れに任せてみよう、なんて決めたら。
1年半後、3回目の人事異動がやってきた。

今度は、ちょっと問題あり。
わたしは、人と接するのが少ないという理由でこの職を選んだ。
今度はばっちり「患者」と接する部署への異動であった。

どうしても、構えてしまう。
(次、呼ぶ人。モンスター患者やったらどうしょう)
なんて考えてしまうと。

他のスタッフより、ワンテンポ遅れてしまう。
それが重なると、不公平だ、患者を迎えにいかへんとか。
いろいろ上司のところに不平不満が集まって行ったようで。

「問題児ねこの」になってしもた。

それでも足かけ5~6年おいてもろたかな。
なんとか頑張れれば。
ここで、何とか技術をものにして、認定試験を受けれれば。
認定がとりたいと思った。今後退職してもパートでもいけるから。

でも、ダメで。「問題児ねこの」は4回目の人事異動になったのである。

やっぱり人は怖いな。

ああ。
それと。人より動作が遅いのは昔っから。
通知表が物語る。

(ゆっくりだけど、きっちりできる。
もうちょっと早く出来るように、がんばりましょう。)

「はーい。」

”3つ子の魂百までも”!
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