世界が終わる日に、俺は君の手を握る。
「佳世ちゃん!佳世ちゃんも部活終わり?」
「ええ。夏稀ちゃんも部活だと聞いていたからきっと体育館に来るだろうと思って、来てみたの」
佳世ちゃんは弓道部で、小さい頃から大会で優勝を飾っているとても凄い子らしい。
練習も毎日しっかりやっていて、努力を惜しまないところがまた凄いところだ。
「佳世ちゃんもバスケ部見ていく?あ、サッカーもやってるみたいだけど…」
私たちはそっとサッカーコートの方を見る。
それなりに強いサッカー部も夏に向けて今から大忙しらしい。
より一層気合の入った練習風景に見える。