世界が終わる日に、俺は君の手を握る。

「おーい女子組!やっぱそこにいたか!」


そう勢いよくやってきたのは私の友人であり裕也と特に仲良しの『高光 魁(たかみつ かい)』だった。

センター分けの短髪で髪色はとても明るい。

彼はサッカー部で去年注目の一年生ルーキーとして活躍していた。


「少しはサッカー部の方も見に来てくれてもいいじゃんかよぉ〜いっつもバスケばっかじゃあきるだろ〜」



高光くんは口をとんがらせて言う。
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