追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「そうなのですね! 安心しました。それで、変装の件なのですが、今からいろいろ道具を出すので見てもらえますか?」
「ああ、もちろん! 楽しみだな。どうせなら、全く違った外見がいいな。狂戦士みたいに長い顎髭とかつけてさ」
ディオはわくわくしているようだ。遊びに行くのではない、と一喝したいところだけど、緊張するよりはリラックスした方が、よい結果は出るもの。そう思い彼の遊び心に乗ってみることにした。
「ふふ。いいですね! ではいろんな種類の髭も出してみましょう」
楽しそうなディオを見ながら、コスプレ道具一式を出す。もちろん、髭の種類は多めで、そのなかから選んでもらうことにした。
「ええと……肌は少し浅黒くして、歴戦の戦士感を出しましょう。あと、眼帯で片目を隠して金髪のウィッグを付けて、騎士服を着れば……わ! 別人ですね」
「そ、そうか? 自分では見えないからな」
ディオは照れ臭そうだ。
「すごいですね、これだったらディオ様とは気付きませんよ! ヘンルーダ様だってわからないかもしれません」
ウーノの怒涛の褒めに、ディオは気を良くした。そして、最後は念願の髭である。
「ああ、もちろん! 楽しみだな。どうせなら、全く違った外見がいいな。狂戦士みたいに長い顎髭とかつけてさ」
ディオはわくわくしているようだ。遊びに行くのではない、と一喝したいところだけど、緊張するよりはリラックスした方が、よい結果は出るもの。そう思い彼の遊び心に乗ってみることにした。
「ふふ。いいですね! ではいろんな種類の髭も出してみましょう」
楽しそうなディオを見ながら、コスプレ道具一式を出す。もちろん、髭の種類は多めで、そのなかから選んでもらうことにした。
「ええと……肌は少し浅黒くして、歴戦の戦士感を出しましょう。あと、眼帯で片目を隠して金髪のウィッグを付けて、騎士服を着れば……わ! 別人ですね」
「そ、そうか? 自分では見えないからな」
ディオは照れ臭そうだ。
「すごいですね、これだったらディオ様とは気付きませんよ! ヘンルーダ様だってわからないかもしれません」
ウーノの怒涛の褒めに、ディオは気を良くした。そして、最後は念願の髭である。