無題



8周目を終わるとぜえぜえを呼吸がまともに出来ないくらいになってた、
あれ、さっきの元気どこへ消えた?

「何気に疲れたねー」
「うん、おえ、なんか気持ちわる」
「大丈夫?遥?少し日陰にいこうか?」
「うーん、・・・」


「おつかれ遥」

熱くなった肩をぽんと叩かれ、聞きなれた声、
久しぶりのやさしい声が聞こえた。
触れただけでその声の人物は疲れた人ごみへ混ざっていった。
翔だ、別の意味で体が熱くなって、
泣きそうになった。
小さく晴菜が耳打ちをする


「みた?翔くん、やっぱ遥に未練タラタラだよー?」
「そんなこと無いよ、」
「、遥?あの人元カレなの?」

ぽつりと透き通った碧の声が聞こえた。
いやな予感がする。


「あ、みどり知らないん「ううん、違うよ、すっごく良かった友達」・・、」


びっくりして目を開いてる晴菜に口パクでごめんねと伝えた。
本当にいやな予感がするんだ、本当に本当に。
すこし落ち着こうを深呼吸をして、
「私モテるとちょっと思った?」
と笑ってみた。そうすると碧は、


「まっさかー!」

と冗談交じりの笑顔を向けてくれた。
不安の空気は私が吸って、
碧の不安を吸って、
私がなんだかすごく不安になってた。
それをもみ消してを言わんばかりに大声で晴菜と碧でふざけあって笑った。
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