天才的ドクターの純愛〜封印したはずの愛する気持ちを目覚めさせたのは二十歳の彼女だった
大我先生は躊躇していた。

私は自分から大我先生の唇にキスをした。

俺は真由香にキスをされて、我慢していた気持ちが溢れ出した。

真由香の唇を何度も何度も求めた。

真由香は俺に「大我、私のこと好き?」と聞いてきた。

俺は自分の気持ちを誤魔化すことが出来ずに素直に答えた。

「真由香が好きだ」

「本当?」

「本当だ」

「私も大我が大好きよ」

「俺は真由香を一生離さないがそれでもいいか」

「うん」

真由香は俺の首に手を回し、抱きついてきた。

正直言って真由香を受け入れることに自信がない。

真由香を信じることに恐怖さえ感じる。

だが、このまま真由香を手放すことは出来ない。

そんなことを考えていると、真由香が俺を質問攻めしてきた。

「内科医局の廊下で話していたのは誰?」

俺は友紀のことだとすぐに分かった。

「友紀のことかな、同期だよ」

「大我は恋人でもない人の名前を呼び捨てするんだ」

俺は真由香の言っていることを理解出来ずにいた。

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