天才的ドクターの純愛〜封印したはずの愛する気持ちを目覚めさせたのは二十歳の彼女だった
「いえ、自分が情けなくて、でもこれからの人生のパートナーとして、自分には真由香さんは必要かと確信致しました、もちろん、心から真由香さんを愛しております、ただ中々自分の気持ちを口にするのは苦手で……」

「こちらこそよろしくお願いします」

「ありがとうございます」

俺は真由香に報告すべく、病室に向かっていた。

「真由香、お父さんから結婚のお許しもらったよ」

「大我、真由香と結婚するのか」

そこには真由香の診察をしている最上が、ニヤッと笑い立っていた。

「よし、真由香、静かにしているんだぞ、病室でエッチしちゃ駄目だぞ」

「もう、最上先生は本当に下品なんだから、そんなことしません」

「そうか、おい大我、真由香を押し倒すなよ」

「そ、そんなことしないよ」

最上は真由香の頭をクシャクチャしながら「良かったな」そう言って病室を後にした。

「大我、お父様許してくれたの?」

「ああ、真由香をよろしく頼むって言われたよ」

「良かった」

「それじゃあ、これ提出してきてね」

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