好きだけど、好きなのに、好きだから
「どんな奴だったんだ?」
私は健のその問いに、彼の姿を思い返している。
「一年生だと思う」
初めて見たし、制服もまだ新しかった。
「背かなり高かったな」
190センチはありそうだった。
「すごいジャンプ力で……」
私の頭の中で、彼のダンクシュートが決まる。
あの瞬間が、目に焼き付いている。
豪快なのにしなやかで、とにかく凄いシュートだった。
「ふーん」
誠が私の顔を覗き込んで、面白くなさそうな顔をした。
「タイプだったとか?」
「ちっ、違う!」
タイプかどうか?
シュートが凄すぎて、その彼の顔をはっきりと覚えていない。
私は健のその問いに、彼の姿を思い返している。
「一年生だと思う」
初めて見たし、制服もまだ新しかった。
「背かなり高かったな」
190センチはありそうだった。
「すごいジャンプ力で……」
私の頭の中で、彼のダンクシュートが決まる。
あの瞬間が、目に焼き付いている。
豪快なのにしなやかで、とにかく凄いシュートだった。
「ふーん」
誠が私の顔を覗き込んで、面白くなさそうな顔をした。
「タイプだったとか?」
「ちっ、違う!」
タイプかどうか?
シュートが凄すぎて、その彼の顔をはっきりと覚えていない。