好きだけど、好きなのに、好きだから
「興味……」
俺が先輩に?
「俺、バスケ以外に興味ねぇっす」
「お前、気付くとバスケのこと考えてるだろ?」
「うっす」
「姉御のこと目で追うってことは、姉御のこと考えてたってこと」
たしかに俺、さっき優里亜先輩のこと考えてた。
「つまり、姉御に興味あるってこと」
俺も大さんも、優里亜先輩に視線を向けた。
納得出来ていない俺に、大さんは言う。
「じゃあ、佐伯。お前、麻衣のこと目で追ったりするか?」
「しねぇっす」
「だろ!」
大さんが笑いながら、俺の肩を叩いた。
なぜか、嬉しそうに。
俺が先輩に?
「俺、バスケ以外に興味ねぇっす」
「お前、気付くとバスケのこと考えてるだろ?」
「うっす」
「姉御のこと目で追うってことは、姉御のこと考えてたってこと」
たしかに俺、さっき優里亜先輩のこと考えてた。
「つまり、姉御に興味あるってこと」
俺も大さんも、優里亜先輩に視線を向けた。
納得出来ていない俺に、大さんは言う。
「じゃあ、佐伯。お前、麻衣のこと目で追ったりするか?」
「しねぇっす」
「だろ!」
大さんが笑いながら、俺の肩を叩いた。
なぜか、嬉しそうに。