好きだけど、好きなのに、好きだから
*出会い
部活が終わって、帰り支度を済ませる。
優里亜先輩に傷の手当てのお礼を言いに、洗濯場に顔を出す。
「お疲れっす」
「お疲れ様。傷どう?」
「もう平気っす」
「一応見せて!」
先輩が俺の腕をぐいっと引いて……先輩の顔に引き寄せられた俺の顔。
あっ……
先輩の少し上向きの視線とぱちっと重なる。
俺は、思わず息を呑んでしまう。
一瞬、ドキッとした俺の胸……
「先輩……」
「ん?」
「その……近いっす」
「あっ……ごめん」
先輩は何も気にしていないようだった。
優里亜先輩に傷の手当てのお礼を言いに、洗濯場に顔を出す。
「お疲れっす」
「お疲れ様。傷どう?」
「もう平気っす」
「一応見せて!」
先輩が俺の腕をぐいっと引いて……先輩の顔に引き寄せられた俺の顔。
あっ……
先輩の少し上向きの視線とぱちっと重なる。
俺は、思わず息を呑んでしまう。
一瞬、ドキッとした俺の胸……
「先輩……」
「ん?」
「その……近いっす」
「あっ……ごめん」
先輩は何も気にしていないようだった。