好きだけど、好きなのに、好きだから
*優里亜先輩×誠さん
「優里亜いる?」
部室のドアが開き、誠さんが入ってきた。
「誠は、優里亜、優里亜って。本当、優里ちゃんいねぇとダメだよな」
誠さんと同じ三年の先輩、孝太さんが呆れたように答えている。
「うるせぇよ」
「あはは」
部室にいる三年の先輩達から、笑いが起きた。
誠さんは俺に、優里亜先輩との仲をひけらかすようになった。
先輩の肩に、手を回す誠さん。
先輩の頭を、撫でる誠さん。
先輩の頬に、触れる誠さん。
明らかに、俺に見せつけている。
あーっ、うぜぇ。
俺には、どうでもいいことだ。
そう思っていた。
部室のドアが開き、誠さんが入ってきた。
「誠は、優里亜、優里亜って。本当、優里ちゃんいねぇとダメだよな」
誠さんと同じ三年の先輩、孝太さんが呆れたように答えている。
「うるせぇよ」
「あはは」
部室にいる三年の先輩達から、笑いが起きた。
誠さんは俺に、優里亜先輩との仲をひけらかすようになった。
先輩の肩に、手を回す誠さん。
先輩の頭を、撫でる誠さん。
先輩の頬に、触れる誠さん。
明らかに、俺に見せつけている。
あーっ、うぜぇ。
俺には、どうでもいいことだ。
そう思っていた。