好きだけど、好きなのに、好きだから
次の日。
誠と一緒に登校するのは、気が進まない。
私は、いつもより一時間早く家を出た。
学校に着くと部室の鍵も開けず、体育館に向かう。
誰もいないコート。
ゴールを見つめていると、シュート練習する佐伯君の姿が浮かぶ。
佐伯君のバスケットの邪魔になるのは嫌。
練習付き合うのやめにしよう。
そう思ったのに……
朝練が始まる。
ガツン……
朝から佐伯君はダンクシュート。
昨日のシュート練習を、邪魔された憂さ晴らしをしているようにも見える。
ゴールがグラグラと揺れている。
そのゴールのように、今私の心も揺れている。
誠と一緒に登校するのは、気が進まない。
私は、いつもより一時間早く家を出た。
学校に着くと部室の鍵も開けず、体育館に向かう。
誰もいないコート。
ゴールを見つめていると、シュート練習する佐伯君の姿が浮かぶ。
佐伯君のバスケットの邪魔になるのは嫌。
練習付き合うのやめにしよう。
そう思ったのに……
朝練が始まる。
ガツン……
朝から佐伯君はダンクシュート。
昨日のシュート練習を、邪魔された憂さ晴らしをしているようにも見える。
ゴールがグラグラと揺れている。
そのゴールのように、今私の心も揺れている。