好きだけど、好きなのに、好きだから
部活の後。
いつも通り佐伯君のシュート練習が始まって、私は転がったボールを拾おうと手を掛ける。
手と手が触れあう……
はっ!
昼の恋愛話のせいで、私まで変な妄想をしてしまった。
そんなことは、起こるわけもなくて……
「先輩、パス出してほしいっす」
「あっ、うん」
佐伯君は、バスケットのことを考えている。
佐伯君がバスケットにしか興味ないのは、バスケットに恋してるから。
毎日の努力が佐伯君からバスケットへの告白で、その努力した分の結果がバスケットから佐伯君への返事。
だから……
皆の妄想のようなことが起きたとしても、私が佐伯君にドキドキすることはないと思う。
私は今、そばで感じている。
佐伯君の一途で熱い、バスケットへの恋する気持ちを。
いつも通り佐伯君のシュート練習が始まって、私は転がったボールを拾おうと手を掛ける。
手と手が触れあう……
はっ!
昼の恋愛話のせいで、私まで変な妄想をしてしまった。
そんなことは、起こるわけもなくて……
「先輩、パス出してほしいっす」
「あっ、うん」
佐伯君は、バスケットのことを考えている。
佐伯君がバスケットにしか興味ないのは、バスケットに恋してるから。
毎日の努力が佐伯君からバスケットへの告白で、その努力した分の結果がバスケットから佐伯君への返事。
だから……
皆の妄想のようなことが起きたとしても、私が佐伯君にドキドキすることはないと思う。
私は今、そばで感じている。
佐伯君の一途で熱い、バスケットへの恋する気持ちを。