想いが伝わる15分間
落ち着いた僕たちは、もう一度向き合う



「もう一回言わせて」




「僕と付き合ってください」




「はい…お願いします」


僕を見ながら微笑む彼女



こんな幸せな事はない



「あっ、せっかく付き合えたのに、りつ君と学校離れちゃうね」


ゆあの手を引き抱きしめる



「大丈夫。これからも一緒だから」



「え?」



「僕もゆあと同じ学校に行くよ」



「えぇ?本当に?」


驚く彼女も可愛い



僕、浮かれすぎてるな



「そういえば、何で突然僕と違う学校行くって言い出したの?」


モゾモゾと言いにくそうに下を向く彼女
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