ちょっと不運な私を助けてくれた騎士様が溺愛してきます
蜜月の間に
俺の弟であるエスターが、『花』であるシャーロット嬢と部屋に籠り出て来なくなったその間、獣人が『蜜月』と呼ぶその時の出来事だ。
エスターがシャーロット嬢を迎えに行った、その日。
俺は演習を終え、同僚と食事を取り邸へ帰った。すると、父から話があると部屋に呼び出された。
「城の魔獣には『エリーゼ王女』が絡んでいる事が分かった。オスカー、その他の詳しい事はお前が調べろ。エスターは蜜月に入ったからな……」
「えっ……!」
父は薄笑いをし、お前暇だろう?、と俺に全てを押し付けた。
( 暇じゃない!……何故、エスターが蜜月を過ごしているのに俺は働かなくてはならないんだ…… )
エスターがシャーロット嬢を迎えに行った、その日。
俺は演習を終え、同僚と食事を取り邸へ帰った。すると、父から話があると部屋に呼び出された。
「城の魔獣には『エリーゼ王女』が絡んでいる事が分かった。オスカー、その他の詳しい事はお前が調べろ。エスターは蜜月に入ったからな……」
「えっ……!」
父は薄笑いをし、お前暇だろう?、と俺に全てを押し付けた。
( 暇じゃない!……何故、エスターが蜜月を過ごしているのに俺は働かなくてはならないんだ…… )