アンドロイド・ニューワールドⅡ
第2章
さて。

無事に、アンドロイド生で初めての料理にも成功したので。

私はその翌日、碧衣さんのもとに、レシピ本を返しに行きました。

碧衣さんは、返却はいつでも良いと言っていましたが。

彼も、紺奈局長の為に料理を作るのに忙しいだろうと思いましたので。

早めに、返しておこうと思ったのです。

やはり、借り物は早めに返しておくべきでしょう。

すると。

「おっ、良いところに来ましたね?丁度良かった。これを見てください」

「…珍しい格好ですね」

「そうでしょう?」

と、碧衣さんは笑顔で言いました。




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