アンドロイド・ニューワールドⅡ
こうして、初詣を終え。

二人で、のんびりと神社から帰ろう、と。

少し歩いた頃、その事件は起きました。










突如として、私と奏さんは、何者かに声をかけられました。

「…あれ?お前緋村じゃん」

と、見知らぬ男性は言いました。

緋村…と言うと、奏さんの名字です。

奏さんを呼んだのかと、私は車椅子を押す手を止め。

そして足も止めて、声のした方に振り向きました。







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