望まれぬ花嫁は祖国に復讐を誓う
13.招待
「三日後だ。準備しておけ」
珍しくレイモンドから呼び出されたと思ったら、一枚の封書を投げ渡された。
「中を見てもよろしいのでしょうか」
「かまわん」
こんなにも会話が続くのも珍しいと思い、目の前に座っている彼を見下ろしてしまった。彼が座って自分が立っているから、見下ろす形になる。それでも、彼の上目遣いの視線が突き刺さる。
カレンは机の上に投げ出された封書を手に取り、中を開いた。
招待状、と呼ぶのが相応しいだろう。
「王太子妃殿下主催の社交界だ」
「王太子妃殿下……。行かなければなりませんよね、やはり」
珍しくレイモンドから呼び出されたと思ったら、一枚の封書を投げ渡された。
「中を見てもよろしいのでしょうか」
「かまわん」
こんなにも会話が続くのも珍しいと思い、目の前に座っている彼を見下ろしてしまった。彼が座って自分が立っているから、見下ろす形になる。それでも、彼の上目遣いの視線が突き刺さる。
カレンは机の上に投げ出された封書を手に取り、中を開いた。
招待状、と呼ぶのが相応しいだろう。
「王太子妃殿下主催の社交界だ」
「王太子妃殿下……。行かなければなりませんよね、やはり」