望まれぬ花嫁は祖国に復讐を誓う
だが、即死ではない。彼女は、血を流しながらも最後まで気高く笑っている。ガクリと床に膝をつく。カレンは黙ってそれを見下ろしている。
助ける気も無い。とどめを刺す気も無い。
この女が自分でそれを選んだのであれば、それを止める権利はカレンには無い。
「ブレ……イグ」
王妃は手を伸ばし、自分の護衛騎士を呼んだ。レイモンドは拘束していたその手を離し、彼を自由にした。
「どう……か、あの……、ひとに……」
ブレイグは王妃の口元に耳を寄せ、最期の言葉を聞き取った。
そして、王妃は事切れた。
助ける気も無い。とどめを刺す気も無い。
この女が自分でそれを選んだのであれば、それを止める権利はカレンには無い。
「ブレ……イグ」
王妃は手を伸ばし、自分の護衛騎士を呼んだ。レイモンドは拘束していたその手を離し、彼を自由にした。
「どう……か、あの……、ひとに……」
ブレイグは王妃の口元に耳を寄せ、最期の言葉を聞き取った。
そして、王妃は事切れた。