幼馴染大和君の執着愛~俺の最愛の番~
「離して」


「嫌だ·····」


「嫌だってなんで?そもそもなんでここにいるの?」


「話すから頼むから逃げないで聞いてくれるか?」


背後から大和くんの低温ボイスが耳に響く、それだけであたしの心は乱される尚更今は抱きしめられてるから
もうドキドキが頂点に達していた


「ねえちょっといい加減離して」
「逃げるな、俺の話聞いてくれよ」
「わかった!!わかったから!ちゃんと聞くから!!」

あたしの言葉がまるで呪文であるかのように彼は抱きしめていた腕をゆっくりと解いた。
振り返り目の前の彼を見つめると少し痩せたような感じの大和くんがすぐ側にいた


「逢いたかった」


するりとあたしの頬を撫でると同時に髪を撫でる、いつもと違う彼に戸惑い困惑していると和希さんの声が庭の中に響き渡った

「君、彼女嫌がってるんだから離してあげなよ」

「あ?なんだてめぇ」


「僕は······って言うか君もしかして」


「お前は·····もしや!?」



そう言ったま固まったふたり
なんだろう雷に撃たれたみたいになってるけど大丈夫かな
あたしは明らかに驚いて立ちすくんだままのふたりを見つめるほかなくって
唇をかみしめていた





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