幼馴染大和君の執着愛~俺の最愛の番~
はあ~全くなんでこんなことに・・・・
部長が珍しくあたしに懇願してきたと思ったら大和君にお願いって・・・

「ミスター聖徳には彼、蓮常寺君のエントリーが不可欠よ」
「え・・・・?れ、蓮常寺君ですか?」
「そう!!彼が出るのと出ないのとでは盛り上がりが全く違うわ!だからお願い!
彼を説得して出てもらえるように言ってくれないかな?」

「えええええっ・・・・・でも」
「百花~お願いしてみなよ~百花のお願いだったらもしかして聞いてくれるかも」
「そ・・・・そんなあ美奈ちゃん何を根拠にそんなこと・・・・」

親友の美奈ちゃんが缶コーヒーを飲みながらそんなことを言う
もしかしたらって・・・・それって奇跡みたいなことだよ
あたしのいうことなんて彼が聞く訳がない

「ねえ、お願い!!百花ちゃんの好きなアラン様の限定グッズこの際だからあなたにあげてもいいわ」
「え!ま・・・・マジ?ほ・・・・本当ですか?」

アラン様とは今人気の異世界小説に出てくるキャラクターで小説からアニメ化された作品であたしが今一番はまってるもの
その中に出てくるキャラクターにアラン様という勇者がでてくるのだが偶然部長もはまっていたらしくあたしに今そんなことを言い出したのだ
たぶんそのグッズって限定で販売されたレアものの缶バッチ
ええ~んそんな取引持ちかけるなんて部長ってば卑怯です
でも・・・・・・


「絶対出てくれるように説得します!!」


そんな言葉が口から出ていた・・・・
だって、レオン様のグッズ欲しかったんだもん
あたし、買えなかったんだよね
まあとにかく早速今日行ってみようと心を新たにするあたしであった
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