君の全てが好き
感触は思っていたのと違って
ビニールのような感じで凄く気持ち悪かった
夢を見すぎてた
吐き気がしてきてこの場から早く離れたいと思った私は
恭夜さんから距離を置き
「恭夜さんはかっこいいんですからすぐ次見つけられますよ」
ベンチから立ち帰ろうとすると
恭夜さんは私の手首を掴んで離さなかった
「今キス拒まなかった、れいちゃんも好きってことだよね?付き合うって事じゃないのどういう事、好きって気持ち伝わらなかった?」
軽始めな気持ちで接してしまったのが間違いだったのかもしれない
「未成年に手を出したら場合によっては犯罪にだってなりうるんですよ」
「れいちゃんが好き、これのどこが犯罪なんだ?」
そう言った恭夜さんに手を引っ張られ
バランスを崩し後ろから抱きしめられる形になっていた。
「それに合意であれば犯罪じゃない」
首元で話す恭夜さんの吐息がかかり鳥肌が立つ
「ねえ、俺と付き合ってよ君も俺がいないとダメなんだよ」
「そんな事ないです、それに私好きな人います」
「さっきいないって言ってたじゃん嘘はダメだよ」
「確かに言いましたけどホントはいるんです。今やっと仲良くなれたとこなんですだから邪魔しないでください」
この嘘がバレる前に諦めてくれればいいけど
「まだそんな事言うの?忠告したじゃないか嘘はダメだよって。もうこれはお仕置が必要だね」
首筋を噛まれる