涼やかな風


「おばさん・・
あっあけましておめでとうございます」



後ろにいたのは拓徒のお母さんだった。



「紗和ちゃん。着物似合うのね。
明けましておめでとう。今年も拓徒のこと、よろしくね」



おばさんは笑っていった。



「あっはい。
こちらこそよろしくお願いします」


私は軽く会釈した。




「拓徒くんのお母さん??」


おばさんが行ったあと、澪が首をかしげながら言った。


「うん。そうだよ」



「若いんだぁ」



奈々は言った。


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