涼やかな風





学校に行きたくない。


行く気がしない。






これから、拓徒のいない教室に行くのは嫌だ。








「紗和?学校遅れるわよ??」



ママが心配そうに声をかけてきた。





「行かなくても、いい・・・・???」





小さく言った。


「あまり関心しないけど、紗和の決めたことなら、かまわないわ。
サボリということにして、ゆっくり休みなさい」




ママは優しく言った。




奈々にメールをする。


「ごめん!
今日サボる~!ノートは、今度写さして☆
あと、澪にも言っといて♪」


「紗和がサボリとか珍し~!
ま、いろいろあるよね☆了解♪」

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