涼やかな風



「これ・・・
拓徒くんに、渡してくれないかしら?」





そういって差し出してきたのは小さな封筒。




「手紙・・??」






そういうと、ママは笑顔になった。




「拓徒くんに渡してっていったでしょう?
そんなに知りたいなら、拓徒くんに聞きなさい」




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