涼やかな風






・・そうだよね。







保障は、できないんだ。






トントン




拓徒の病室をノックする音。




ゆっくりと離れる私と拓徒。





「検査の時間ですよ」



看護士さんが、入ってきた。






「ごめんな、また明日な」





看護士さんがいるのを無視して、キスをした後、拓徒は小さく言った。








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