涼やかな風



ギュッ・・・


「あっ・・」


私は拓徒に思いっきり抱きしめられた。




「しばらく・・
そのままでいていい??」



今日の拓徒の力は、強かった。



「うん。
でも、教えて??」


「・・・なに?」





「拓徒は、私に、なにを隠してるの??
拓徒の嘘のわけはなに??」




率直に聞いただけだった。


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