涼やかな風


「私、そろそろ帰ろうかな」


私はなぜか拓徒の隣にいるのが怖くなって、言った。



「そっか。
送ってやれないけど、気をつけて帰れよ」




「うん。
じゃあ、またね」




私は家に帰った。


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