赤い糸~For you~
見た瞬間に欲しい!と思ったけど、先輩が付けてくれるかが不安で…言い出すことが出来なくて、お店を出た。



歩き疲れて、何処かで休憩しようって事になって、探していたら、おしゃれなカフェを発見。


「いちごミルクとコーヒーを一つ。」



店員さんに注文する先輩。



私がいちごミルクが好きな事、覚えててくれたんだぁ



先輩はニコって笑って



「試合の時、いちごミルクが好きって言ってたから。」



嬉しかった。



先輩の中に自分の存在がちゃんとあるコトが…



「いちごミルクで良かった?」



黙っている私をみて、焦りながら聞いてくる。



『うん!』



先輩はまた、ニコっと笑った。



自分でも信じられないくらい、ドンドン好きになって行く。



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