赤い糸~For you~
いつの間にか、飛行機は東京に着いてた。



空港で、美仔と斎藤先輩とばいばいして、私達は家に帰る。



先輩は、しっかり手を繋いで、歩幅を合わせながら歩いてくれる。



この三日間で私達は本当のカップルになれた気がする。



あっという間に、家についた。


「志帆っ!コレあげる。」



キレイにラッピングされたピンクの箱。



ふたをあけると、欲しかったあのネックレス。



「…俺もそーゆうの好きだから。」



そういいながら、先輩は私にネックレスを付けてくれる。



私も先輩の首にもう一つを付ける。



『先輩、ありがとう!』



私からキスをする。



驚いてたけど、ニコっとわらって頭を撫でてくれる。



「帰ったらメールする。」



そう言って先輩は帰って行った。



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