赤い糸~For you~
アラームの音で目が覚めた。



顔を洗って、昨日の夜に選んだら服に着替える。



メイクをして髪を巻いて、カバンの中を確認。



最後に、先輩の為に作ったマフラーをラッピングして紙袋に入れる。



準備が終わる頃、チャイムがなった。



残っていた準備を終わらせて、玄関へと急ぐ。



ドアをあけると、先輩が立っていた。



「行こうか。」



そう言って、先輩は手を差し出す。



『そうだね。』



先輩の手の上に自分の手を載せギュッと握る。



久しぶりに見る先輩の私服。



いつ見てもカッコィィ。


『どこ行くの?』



聞いても先輩はニコっと笑うだけ。



とりあえず、先輩についていく。



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