赤い糸~For you~
気付いたら、携帯がなっていた。



知らない電話番号。



「…もしもし。」



【あっ、志帆さんのバイト先の者ですけど…志帆さんがバイト中、倒れまして…。家の方に連絡がとれなくて、履歴から電話したんですけど…】



嫌な予感が的中した。



「志帆…志帆は大丈夫なんですか!?」



【今○○病院にいるんで、来てもらっていいですか?】



「はい、分かりました。」



電話を切ったあと、すぐに池澤先輩と斎藤先輩に電話をした。



だけど、池澤先輩は繋がらなくって…留守電にメッセージを残した。



私は急いで○○病院に行った。



行く途中、何で近くにいたのに気付いてあげられなかったのか…



志帆は私に、たくさんSOSを見せてたのに…



ずっと自分を責め続けた。




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