にじのみち。
「愁くん!愁くんもお散歩しに来たの?
今日は1人?」

声をかけてくれたのは蜂谷愁くん。
私がここに来て初めて検査の介助についた
元気で明るい男の子。
担当ではないけど結菜ちゃんが来るまでは
よく病室に行ったり介助についたりしてた。

「うん。明日からまた一時出られないから…
最後の晩餐的な。」

そう言って笑う
とっても笑顔のかわいい愁くん。
5歳の時から入退院を繰り返してるらしい。
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