にじのみち。
「じゃぁ今から、先生と私と結菜ちゃんで
1から10まで数えるよ。
いいかな?」

あーちゃんの声は聞こえてるんだけど
数えることが出来ないくらい痛くて
大声を出して泣きわめいて
手を握りつぶしてしまうんじゃないかって位
力いっぱい握ってしまった。

「…9.10!
頑張ったねー。頑張ったよ。終わったよー。
痛かったね。でも偉かったよ!
後は針を抜くからね。あと少し〜」
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