にじのみち。
急いでカーテンを開けた。

「陽菜!?どうしたの?痛い?苦しい?」

ベッドの上には心臓の辺りをおさえて
今にも泣きそうな陽菜が居て
一瞬でパニックになった。
でも、落ち着かなきゃ。


「陽菜、大丈夫だよ。
すぐ看護師さん呼んであげるからね。」

陽菜の頭の上にあるコールボタンを押した。
なのに…なのに看護師さん出ない。

夜は看護師さんの人数も少ないから
なかなか来れないのかもしれない…
< 241 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop