ループ5回目。今度こそ死にたくないので婚約破棄を持ちかけたはずが、前世で私を殺した陛下が溺愛してくるのですが
しかし次の瞬間、何かに気付いたようにエディロンの表情が変わった。シャルロットの耳のあたりを凝視しているように見える。
「陛下?」
シャルロットはどうしたのかと不思議に思った。
「この髪飾り……」
「髪飾り? ああ、これは母の形見です。地味ですが、気に入っているのでよく使っています」
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