ループ5回目。今度こそ死にたくないので婚約破棄を持ちかけたはずが、前世で私を殺した陛下が溺愛してくるのですが
「きっと根詰めていらして時間が経ったことに気付いていないのだわ。こっそり呼びに行って驚かせようかと思うの」
「でも、この部屋から出ちゃだめって言われてるんじゃないのかにゃ?」
「言われたけど、エディロン様なら笑って許してくださるわ」
シャルロットは笑ってそう言うと、部屋の片隅に付けられた扉──エディロンの私室との続き間の扉へと手を伸ばす。そのとき、手にびしゃっと何かが乗っかった。
「きゃっ!」
シャルロットはびっくりしてその手を引く。しかし、手に乗っかったものの正体に気付くとほっと息を吐いた。
「びっくりしたわ。ガル、邪魔しないの。どこから入ってきたの? ここは来ちゃだめよ」
「でも、この部屋から出ちゃだめって言われてるんじゃないのかにゃ?」
「言われたけど、エディロン様なら笑って許してくださるわ」
シャルロットは笑ってそう言うと、部屋の片隅に付けられた扉──エディロンの私室との続き間の扉へと手を伸ばす。そのとき、手にびしゃっと何かが乗っかった。
「きゃっ!」
シャルロットはびっくりしてその手を引く。しかし、手に乗っかったものの正体に気付くとほっと息を吐いた。
「びっくりしたわ。ガル、邪魔しないの。どこから入ってきたの? ここは来ちゃだめよ」