ループ5回目。今度こそ死にたくないので婚約破棄を持ちかけたはずが、前世で私を殺した陛下が溺愛してくるのですが
エディロンは剣の柄に描かれている丸い紋様を指さす。その紋様を見て、エリス国王は眉を顰めた。
「確かに、それは魔法陣だ。我が国でも描けるものはほとんどいない。なぜそんなものをエディロン陛下が?」
「俺を暗殺しようとした曲者が持っていたからです」
「どういうことだ?」
エリス国王が斜め後ろにいるオリアン卿を見やる。
この魔法陣は非常に高度な技術と莫大な魔力を要するので、作れるものは限られる。それこそ、エリス国のなかでも魔法庁の者くらいしかいないのだ。
一方のオリアン卿は沈痛な面持ちでエリス国王を見返した。
「いかにも、あれは私が作成したものです。今私は、エディロン陛下の証言を聞き、とても驚いています。言なぜなら、あれはシャルロット様のためにお作りしたものですので」
「なんですって!?」
シャルロットは驚いて大きな声を上げる。
「確かに、それは魔法陣だ。我が国でも描けるものはほとんどいない。なぜそんなものをエディロン陛下が?」
「俺を暗殺しようとした曲者が持っていたからです」
「どういうことだ?」
エリス国王が斜め後ろにいるオリアン卿を見やる。
この魔法陣は非常に高度な技術と莫大な魔力を要するので、作れるものは限られる。それこそ、エリス国のなかでも魔法庁の者くらいしかいないのだ。
一方のオリアン卿は沈痛な面持ちでエリス国王を見返した。
「いかにも、あれは私が作成したものです。今私は、エディロン陛下の証言を聞き、とても驚いています。言なぜなら、あれはシャルロット様のためにお作りしたものですので」
「なんですって!?」
シャルロットは驚いて大きな声を上げる。