天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!2
少しばかりくたびれた様子で、エリアスはその場に丸くなる。目を閉じたのは、疲れたとアピールしているらしい。
(あとで、ニコラにブラッシングしてもらおう……!)
エリアスに対する最大のもてなしは、ニコラによるブラッシングである。どうも彼女は動物の扱いにたけているようで、彼女のブラッシングを一番好むのだ。
今のニコラには無理はさせられないから、彼女の許可が先に必要だけれど。
(赤ちゃん、楽しみだよねぇ……)
前世でもずっとひとりだったから、新しい家族の誕生を見るのは初めてだ。どちらに似ても、きっと可愛い子が生まれてくる。
「ミリエラ嬢」
ディートハルトがせっせとライナスのためにクッキーを取り分けてやり、カップケーキをふたつに切ってやりとまめまめしく世話をしているのを微笑ましく見つめていたら、すっと王妃が隣にやってきた。
以前は王妃のことを苦手だと思っていたが、今はそれほどでもない。
「王妃様、どうしたのですか」
「あなたに、感謝を伝えようと思って。先日、王宮に来てくれた時には伝えられなかったから」
(あとで、ニコラにブラッシングしてもらおう……!)
エリアスに対する最大のもてなしは、ニコラによるブラッシングである。どうも彼女は動物の扱いにたけているようで、彼女のブラッシングを一番好むのだ。
今のニコラには無理はさせられないから、彼女の許可が先に必要だけれど。
(赤ちゃん、楽しみだよねぇ……)
前世でもずっとひとりだったから、新しい家族の誕生を見るのは初めてだ。どちらに似ても、きっと可愛い子が生まれてくる。
「ミリエラ嬢」
ディートハルトがせっせとライナスのためにクッキーを取り分けてやり、カップケーキをふたつに切ってやりとまめまめしく世話をしているのを微笑ましく見つめていたら、すっと王妃が隣にやってきた。
以前は王妃のことを苦手だと思っていたが、今はそれほどでもない。
「王妃様、どうしたのですか」
「あなたに、感謝を伝えようと思って。先日、王宮に来てくれた時には伝えられなかったから」