天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!2
ふと見れば、やはり父には周囲の女性の目が集中していた。
仕方のないことだろうけれど、ちょっと面白くないと言えば面白くない。
それから、馴染みの仕立屋のところに行って新しいドレスを注文する。今回の滞在には間に合わないだろうけれど、次回王都に来る時までに屋敷に届けておいてくれるそうだ。
帰りにもう一度階段広場に行って、新しい出し物を見学し、父との久しぶりのデートに大満足で屋敷に戻ったのだった。
◇ ◇ ◇
余計な邪魔は入ったものの、ミリエラの機嫌が悪くならなかったことにほっとする。
「面白かったねぇ。今度は、カークとディーも一緒がいいな」
「それは、難しいかもしれないな」
もう一度訪れた階段広場で買ったキャンディーの紙袋を大切そうに抱えていたミリエラが顔を上げる。
「殿下には、護衛が必要だろう」
「エリアスとフィアンだけじゃダメかな」
「ちょっと難しいんじゃないかな──精霊王様達のことは、一応内緒だからね」
「そっか──」
ふっと、ミリエラは表情を曇らせた。
仕方のないことだろうけれど、ちょっと面白くないと言えば面白くない。
それから、馴染みの仕立屋のところに行って新しいドレスを注文する。今回の滞在には間に合わないだろうけれど、次回王都に来る時までに屋敷に届けておいてくれるそうだ。
帰りにもう一度階段広場に行って、新しい出し物を見学し、父との久しぶりのデートに大満足で屋敷に戻ったのだった。
◇ ◇ ◇
余計な邪魔は入ったものの、ミリエラの機嫌が悪くならなかったことにほっとする。
「面白かったねぇ。今度は、カークとディーも一緒がいいな」
「それは、難しいかもしれないな」
もう一度訪れた階段広場で買ったキャンディーの紙袋を大切そうに抱えていたミリエラが顔を上げる。
「殿下には、護衛が必要だろう」
「エリアスとフィアンだけじゃダメかな」
「ちょっと難しいんじゃないかな──精霊王様達のことは、一応内緒だからね」
「そっか──」
ふっと、ミリエラは表情を曇らせた。