天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!2
カーク自身が、そうしたいと決めた。カークは、ミリエラの〝お兄さん〟だから妹を守るのは当然なのである。
(侯爵様とミリィ、何してるんだろうな)
父から訓練を受けている間、ちらりと侯爵の仕事部屋に目を向ける。侯爵とミリエラが、窓際のソファに座ってなにやら熱心に話をしているのが見えた。
どうか、この光景がいつまでも続きますように。心の中で祈りを捧げておき、カークは自分を呼ぶ父の方へと走っていった。
◇ ◇ ◇
王宮を訪問していいことにはなったけれど、ミリエラは不安でいっぱいだった。
(ライナス殿下は、嫌がるだろうなぁ……)
ディートハルト大好きのライナスが、よくもミリエラの同席を許したものである。
ディートハルトとだけではなく、ライナスとミリエラも親しくさせておきたいという大人達の思惑が見え隠れしているのは気のせいではないだろう。
「パパ、ミリィもう帰ってもいいかな?」
「……それは、どうかと思うんだが」
王宮に向かう馬車の中ですでに憂鬱(ゆううつ)である。
(侯爵様とミリィ、何してるんだろうな)
父から訓練を受けている間、ちらりと侯爵の仕事部屋に目を向ける。侯爵とミリエラが、窓際のソファに座ってなにやら熱心に話をしているのが見えた。
どうか、この光景がいつまでも続きますように。心の中で祈りを捧げておき、カークは自分を呼ぶ父の方へと走っていった。
◇ ◇ ◇
王宮を訪問していいことにはなったけれど、ミリエラは不安でいっぱいだった。
(ライナス殿下は、嫌がるだろうなぁ……)
ディートハルト大好きのライナスが、よくもミリエラの同席を許したものである。
ディートハルトとだけではなく、ライナスとミリエラも親しくさせておきたいという大人達の思惑が見え隠れしているのは気のせいではないだろう。
「パパ、ミリィもう帰ってもいいかな?」
「……それは、どうかと思うんだが」
王宮に向かう馬車の中ですでに憂鬱(ゆううつ)である。